アクトMTメルマガ120号:令和を楽しむ(だるまさんリスニング その1)

連載してきた「令和を楽しむ」に戻ります。マンションの役員会で「聞いていますか?」と言われた一夫でした。「なぜ言われたのだろう?」と考え、思い出したコーチング勉強会。そこで、一夫が感じた「話を聴いてもらっている」という感覚。自分自身の話の聴き方に、何かを気付いた一夫でした。

では、コーチング勉強会で、どんなことがあったのでしょう。

ところで、前号は、永年勤続表彰の仲間にOKカードを贈るお話でした。皆さんは、うれしいメッセージをもらったことはありますか?逆に、周りの人にメッセージを贈ったことはありますか?この会社では、職場の仲間がお互いに感謝や敬意を込めて贈ります。いい会社ですね。
皆さんもぜひ、周りの人に贈ってください。

*** アクトMTメルマガ120号:令和を楽しむ ****

■ だるまさんリスニング(その1)

4月に、一夫は第1回目のコーチング勉強会に参加した。テーマは、『話を聴く』だった。話を聴く基本は、『うなずき、相槌、繰り返し、感情の反射』の4つ。今回は、うなずきと相槌で『聴いています』と相手に伝える練習だ。

コーチの説明を聞きながら、一夫は思った。
「うなずきも、相槌も、普段に普通にやっていることだ。そんなことを練習する必要があるのか?そもそも、話を聴くことは、だれもが、いつもやっている。特に自分は、お客の説得や、部下の課題解決などうまくやってきた。どちらかというと、話をするのは得意なほうだ。」

そして始まった最初の練習が、『だるまさんリスニング』だった。2人が1組になり、相手の話を聴く。話のテーマは、『私の好きなこと』で、自分が思いついた話をする。今回は、2回話を聴く。
1回目は、無表情で、相手の眉間あたりをじっと見つめて話を聴く。
2回目は、大げさにうなずきと相槌を行い、笑顔で話を聴く。
一夫は、内心、何と子供じみたことをやらせるんだと、思った。

そして、コーチの指示で練習相手を見つけることになった。椅子から立ち上がったが、だれに、何と声をかけてよいか分からない。うろうろしていると、女性が「いいですか?」と声をかけてくれた。一夫は、ホッとしながら「ええ。いいですよ。」と答えた。そして、向かい合って座った。

一夫は、話のテーマ『好きなこと』で、話すことが決まらなかった。そこで、先に聴き役になることにした。1回目は、うなずきも相槌もしないで、無表情で話を聴いた。一夫は、『うなずきをしない』ということが、意外と難しいと感じた。ついつい我慢できずに、うなずいてしまう。

続けて、話し手と聴き手の役割と交替し、一夫が話をする役になった。聴き役になってくれた女性は、じっと一夫の眉間あたりを見つめている。口を真一文字に閉じ、目は見開いているが、一夫と目を合わせない。一夫は、もじもじとしながら、「え~と、・・・」と話を始めた。しかし、人形を相手にしているようで、味気ない感じになってきた。話す時間は1分だが、終わりころは話すことがつらく感じていた。

そして、続けて2回目のうなずきと相槌で話を聴く練習になった。2回目を始める前に、コーチから指示があった。
「まず笑顔。そして、うなずきは、頭を大きく上下に動かします。相槌は、うなずきに合わせて『エ~』『ハイ』『オ~』と声を出します。相手に聞こえるように、はっきりと大きい声でお願いします。」

役割は、初めに戻って、一夫が聴き役になった。一夫は、あまり大げさにやるのは、少し照れ臭いような気がした。それでも、自分なりに、大きく頭を動かし大きな声で相槌を打った。しかし、終わるまで、笑顔になることは、ほとんどなかった。

一夫の聴く役が終わると、役割を交替して、一夫が話し手になった。1回目と同じように、相手の女性は、一夫の前に座っている。ただし今回は、ニコニコと笑顔で、一夫の目を見ている。

一夫は、これまでに経験したことがない、うれしい感覚を味わうのだ。

** 次回に続く **

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