アクトMTメルマガ121号:令和を楽しむ(だるまさんリスニング その2)

マンションの役員会で「聞いていますか?」と、言われた一夫が思い出したコーチング勉強会。そこでの最初の練習が「だるまさんリスニング」でした。1回目、相手が、うなずきも相槌もしないで話を聴いていると、話の途中でつらくなってきた一夫でした。

そして2回目は、うなずきと相槌をして、話しを聴く練習です。ここで、一夫は、これまでに経験したことがない、うれしい感覚を味わいます。いったい、どのような感覚でしょうか。

ところで、先日(7/11)のコーチングスポットに7年ぶりに参加された方がいます。80歳を超えた素敵なお婆様です。「私の想いを周りの人たちが分かってくれない。」と感じていることが参加の理由でした。

その時のテーマは「違いを活かす」。勉強会の中では、参加した皆さんから「私は、こんな時、こんな風に考えます」という、いろいろなお話がありました。

そして、勉強会が終わったとき、その方は
「明日から頑張ります!ありがとうございました。」
と、元気に、ニコニコしながらお帰りになりました。

きっと、いろいろな方の話を聴き、素直な気持ちで相手との違いを受け止めると、新たな考え方が生まれ、気持ちも楽になるのですね。これもコーチングの効果ですね。

*** アクトMTメルマガ121号:令和を楽しむ ****

我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分の人生を楽しむ時代が来た。

■ 第1回勉強会 だるまさんリスニング(その2)

1回目、相手がうなずきも相槌もしないで無表情で話しを聴いたとき、一夫は、話しをしていて味気ない感じになり、話すことがつらくなった。

そして2回目、うなずきと相槌をして話しを聴く練習になった。一夫は、聴き手となり、大きく頭を動かしてうなずき、大きな声で相槌を打ちながら相手の話を聴いた。。少し照れ臭く感じたが、自分なりには、何とかできたと思った。

そして、次に一夫が話し手になった。このとき、一夫は、これまでにない感覚を味わう。

一夫が話しをしていて、気づいたことがあった。自分の気持ちがウキウキした感じになっているのだ。そのわけは、「相手が一生懸命に、自分の話しを聴いてくれている」と感じているからだった。

無表情で聞く1回目のときは、わずか1分の話しだったが、まったく味気なく、話しを続けることが辛く感じた。

ところが、今回の2回目は、相手が、うなずいたり、相槌を打ったりしながら話しを聴いてくれた。ニコニコしながら、一夫の目を見て話しを聴いてくれるのだ。

笑顔のかわいい若い女性だったこともあったかもしれない。一夫は、久しぶりにワクワクした気持ちも少し感じていた。

これが、コーチが言っていた『聴くとは、話しを聴いていますと、相手に伝えること』ということなのだろうか?

確かに今、自分は、しっかりと話しを聴いてもらっていると感じている。このような感覚は、一夫にとって初めてのことだった。会社の会議での議論でも、家庭でのたわいもない話などでも、味わったことがない感覚だった。

そして、話しが盛り上がってきたところで、話し手の時間が終わった。一夫は、もう少し話を続けていたかったという残念な思いがわいてきた。

こうして、ワクワクした気持ちでやっと笑顔になった一夫だったが、次にがっかりすることになる。

自分の聴き方に対する相手の女性の感想だった。聴く練習では、話し手が、聴き手の聴き方について感想を言う。今回は、一夫の相手をした女性が、一夫の聴き方について感じたことを話した。

「学校で先生の面接を受けている感じでした。」

「エ~? 学校の先生の面接かよ。」
一夫は呆れ、がっかりした。すると講師のコーチが笑いながら言った。

「やはり、そうでしたか。こちらから見ていてもそんな感じがしました。」

一夫は、精いっぱい、うなずきと相槌をしたつもりだった。それなのに、どうしてそんな感想になるんだと思った。

すると、一夫のそんな思いを察したかのように、コーチが話しを続けた。

「神崎さんの姿勢が、そんな感じにさせるのだと思います。話しを聴くときは、互いの目線の高さを合わせることが大切です。

神崎さんは、話しを聴いている間、足を組んで腕を組んでいました。この姿勢では、自然と上から目線になってしまいます。

話しを聴くときは、椅子に浅く腰掛け、軽く前かがみになります。すると、相手と目線の高さが合う姿勢になります。

こうして『話しを聴かせてください』という気持ちを姿勢でも示します。神崎さんの姿勢は、『話しを聴いてあげるよ』ですね。」

すると彼女が、言った。
「そう、そう、そんな感じがしました。」

まさに、自分の感じたことを代弁してくれたというような感じで言った。

一夫は、『話しを聴いてあげるよ』などという気持ちはないと言おうと思ったが、『話しを聴かせてください』という気持ちもなかったと考え、少しムスッとした感じで黙ってしまった。

しかし、この日の一夫には、いままで経験したことがなかった『話しを聴いてもらっている』という感覚が、心の中に新鮮に残ったのである。

** 次回に続く **



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