アクトMTメルマガ128号:令和を楽しむ <うなずき・相槌>

一夫が初めてコーチング勉強会に参加しました。今回の勉強会のテーマは『話を聴く』です。「話を聴いて、相手の人と信頼関係が結びます。」というコーチの説明に、一夫は少し疑問を感じましたが、『傾聴技法』の『うなづき』と『相槌』の効果を確認する練習『だるまさんリスニング』が始まりました。

*** アクトMTメルマガ128号 ****

我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分自身の人生を楽しむ時代だ。

■令和を楽しむ <うなずき・相槌>

一夫は、『だるまさんリスニング』を初めて体験した。このとき、相手の女性がニコニコしながら、一夫の目を見て、しっかりとうなずき、相槌をして話を聴いてくれた。このとき感じた「話を聴いてもらっている」という感覚が一夫の心の中に鮮明に残った。

その一方、一夫の聴き方に対する感想は、「学校で先生の面接を受けているようだ。」と厳しいものだった。コーチからは、「足を組んだり、腕を組んだ姿勢は、上から目線になります。相手と目線の高さを合わせると、『話を聴かせてください。』という気持ちが伝わると思います。」というアドバイスを受けたのだった。

『だるまさんリスニング』に続けて、うなずきと相槌の練習セッションがあった。話し手と聴き手になって話を聴く練習だが、さっきとは相手が替わった。話のテーマは、コーチから与えられた。

始める前に、改めて和泉コーチから説明があった。「聴き手の方は、頭を大きく動かしてうなずくことで、相手の目から『聴いています』と伝えます。そして、相手に聞こえる大きな声で相槌を打ち、相手の耳から『聴いています』と伝えます。」

一夫は、その説明を聴きながら、『だるまさんリスニング』で相手をしてくれた女性のように、相手の目を見て、相手に伝わるようにしっかりと、うなづきと相槌をしてみようと考えた。もちろん、足も腕も組まないで、『話を聴かせてください。』という姿勢も忘れていない。

一夫は、積極的に先に聴き手になった。そして練習セッションが始まった。ところが、始まったとたんに、無意識に腕を組んでいた。一夫は、気が付いて慌てて腕をほどいた。しかし、落ち着かない。手の行き場所がないのだ。結局は、ひざの上にきちんと手を置いて話を聴いた。

うなずきと相槌も、『相手に伝わるように』と考えながらやってみた。前回よりも多少はうなずきが大きな動きになったようだ。ところが、途中で一夫は焦った。相槌が、「あ、そう」しか出てこないのだ。

「あ、そう」、「あ、そう」、「あ、そう」・・・。初めは気にしていなかった。しかし途中で、「あ、そう」しか言っていない自分に気付いた。もう少し気の利いた相槌をしようと考えたが、出てこない。相手の話を聴こうと思うと「あ、そう」しか出てこない。違う相槌を返そうと考えると、相手の話が分からなくなる。一夫は、ますます焦りを感じてきた。そうしている間に、セッションの終了時間となってしまった。

そして終わったとき、一夫は気が付いた。自分が腕を組んでいたのだ。「なんということだ!」一夫は、自分自身にがっかりした。「うなずきと相槌くらい」と、気楽な気持ちで始めたが、できなかった。「どうして、『あ、そう』しか出てこないんだ!それに、腕まで組んでいる!なんと情けない自分なんだ!」と一夫は思った。

そんな一夫の想いを感じたのか、和泉コーチが言った。「相槌には、『はい』や『え~』のほかにも、『なるほど』とか『いいですね』『やりましたね』などいろいろあります。でも、人によって使う相槌は決まっています。ある日突然、違う相槌を返そうと考えても出てきません。普段からいろいろな相槌を練習して、相手の話に合わせた相槌ができるようになりましょう。」

その説明を聞いて、一夫は少し慰められたような気持になった。そして、「確かに、普段から『いいですね』とか『やりましたね』などと言ったことがないな。」と思った。そして「相槌の練習か!」とつぶやいた。

** 次回に続く **




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