アクトMTメルマガ135号:令和を楽しむ <旧友に打ち明けた(その2)>

前号では、神崎一夫は、旧友の板垣との飲み会に出かけました。何でも遠慮なく言い合える仲の板垣に、一夫はマンションの自治会長になった話を始めました。

*** アクトMTメルマガ135号 ****

我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分自身の人生を楽しむ時代だ。

■令和を楽しむ <旧友に打ち明けた(その2)>

「神崎も自治会長になって大変だな。自治会はいろいろな人がいるから、まとめるのも苦労するだろう。」

板垣が言った。すると、それを待っていたかのように一夫が話しを始めた。

「そうなんだよ。聞いてくれよ。この前の会合では、『会長さん聞いているんですか?』って、どなられたんだよ。俺が。それも、女性にだよ。驚くより、一瞬、何を言われたか分からなかったよ。」

「へえ。それは驚いただろうな。仕事では、そんな言い方するやつは、普通はいないからね。」

板垣が同情したように答えた。

「でもな、あとで考えてみると、俺が腕を組んで、目をつぶって聞いていたのが悪かったかなと、思うんだよね。もしかすると、彼女が無視されたと感じたのかと思うんだ。」

一夫がつぶやくように言うと、すぐに板垣が指摘した。

「ハッハッハッ、腕を組んで目を閉じていたら、完全な無視だろ。それは、そう言われるのは当たり前だよ。」

「やっぱりそうだよな。」

一夫はそう応えながら、コーチングのコーチにも同じことを言われたことを思い出していた。

「それでさ、今度会ったら何と言えばよいか、悩んでいるんだよ。板垣だったら、どう言う?教えてくれよ。」

という一夫に、板垣が答えた。

「俺だったら、この前はごめんなさいと、素直に謝っちゃうけどね。」
「そうか。謝るのか。」

一夫はつぶやきながら黙り込んだ。実は、一夫は、謝るのが大の苦手だったのだ。

板垣と別れた後、この日の一夫は、少しホッとした解放された気持ちになっていた。それまで自分一人で抱えていた春日の奥様にどなられた一件を板垣に話したからだ。

しかし、春日の奥様に何と言って謝るか、この悩みには答えが見つかっていなかった。そしてその一方で、改めてコーチング勉強会に通ってみようと考えていた。


** 次回に続く **


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