アクトMTメルマガ139号:令和を楽しむ<ことばのキャッチボール>

神崎一夫は、相手の『繰り返し』と『感情の反射』でウキウキした気持ちになりました。その効果は分かったような気がしてきましたが、自分にこれができる自信はありません。

*** アクトMTメルマガ139号 ****

我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分自身の人生を楽しむ時代だ。

■令和を楽しむ <ことばのキャッチボール>

『繰り返し』と『感情の反射』の練習セッションが終わった。一夫は聴き手として、『繰り返し』どころか、前回の『相槌』すらできなかった自分にがっかりした。

しかし、交替して話し手になったとき、相手の聴き手が、タイミングの良い『繰り返し』と笑顔の『感情の反射』で聴いてくれたので、ウキウキした気持ちになっていた。

すると、和泉コーチが、テニスボールを取り出して次の話題に入った。

「『会話は、ことばのキャッチボール』といいます。でも、単に『ことば』をやりとりするからだけではありません。」

こう言って、一人の参加者を相手に、ボールをやり取りしながらの会話を実演した。「こんにちは」と声を掛けながら、ボールを相手に投げる。そして、ボールを受け取った相手も「こんにちは」と言いながらボールを投げ返す。このようにして会話を進めるのだ。

こんな説明をしてから、和泉コーチが持ったボールを前に出して相手に見せた。すると、相手は手を前に出して受け取るポーズをした。

「ご覧の通り、キャッチボールでは、私が相手にボールを見せて『投げますよ』という姿勢をします。すると、相手も手を出して、受け取る姿勢になります。相手が受け取る姿勢になったことを確認してからボールを投げます。」

こう言いながら、和泉コーチがボールを相手に投げて渡した。次に、和泉コーチが黙って手を前に出してボールを受け取るポーズをした。すると、相手がボールを和泉コーチに投げ返した。ボールを受け取って解説した。

「今、私は手を前に出しただけでしたが、相手の方がボールを投げ返してくれました。これは、お互いが『キャッチボールをする』という気持ちで通じ合っているからです。

会話も同じです。まず、お互いが『話しをする』という気持ちで通じ合うことが必要です。だから、相手が話しかけてきたら、相手の方を向いて『話を聴きます』という姿勢になります。スマホを操作していたり、テレビを見ていたり、よそ見をしていたら『話を聴きます』と相手には伝わりません。」

一夫は和泉コーチのこの説明に、「そうか。『話しをする』という気持ちが通じ合うこと・・・。」とつぶやいた。そして春日の奥様から『聴いているんですか!』と言われたときの自分の姿を思い出した。腕を組んで、目をつぶっていた。これは『話を聴きます』という姿勢ではないと思った。そして、春日の奥様が声を荒げた理由は、これなんだと思った。

さらにコーチが続けた。

「キャッチボールといっても、子供同士の遊びもあれば、野球選手の本格的な投球練習もあります。子供同士なら公園でもいいですが、本格的な投球練習はグランドでやります。同じように会話も、気楽な会話なら立ち話でもいいですが、深刻な話は別室で座って話します。

さらに、もっと大切にしなければならない共通点があります。

キャッチボールで、もし相手が投げたボールがそれたとき、キャッチする人は大きく手を伸ばしてボールをキャッチしますね。

では、ここで質問です。もし、相手の投げたボールが、さらに遠くにそれて、キャッチできませんでした。このとき、誰が拾いに行くでしょうか?」

和泉コーチが質問した。
すると、前の方に座っていた参加者が答えた。

「それは、キャッチする人でしょう。もっと上手に投げろよ。なんて言いながら、拾いに行くと思います。」

「そうですね。キャッチする人ですね。」

和泉コーチが答えた。


次回に続く。






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