アクトMTメルマガ143号:令和を楽しむ<夏祭り盛り上げ案>

一夫は、コーチング勉強会での『自分らしく生きる』という課題に、『自分の好きなことをやって生きること』と答えました。そして、その一夫の答えに対する和泉コーチの質問に、自治会の役員会で意見をしっかりと聴くために、うなずきや相槌をしっかりやってみると答えました。

*** アクトMTメルマガ143号 ****

我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分自身の人生を楽しむ時代だ。

■令和を楽しむ <夏祭り盛り上げ案>

今日は、6月のマンション自治会の役員会である。今回の役員会では、夏祭りを盛り上げるためのアイデアを持ち寄ることになっていた。

また、一夫自身は、前回のこの役員会で「会長さん聴いているんですか?」と言われた反省から、話を聴くときは、うなずきと相槌を実践しようと考えていた。もちろん、目をしっかり開いて、発言者に顔を向けることは当然である。

一夫が部屋に入っていったとき、すでに黒田長老と川上パパが席に座って話をしていた。あいさつをして、一夫も席に着いた。すぐに春日の奥様と沙織ちゃんが話をしながら入ってきた。二人は「こんにちは」と言いながら、席に着いた。一夫も、「ご苦労様です」とあいさつを返した。

このとき、一夫は、先月の春日の奥様から言われた「会長さん聴いているんですか?」の一件について、話そうと思った。しかし、それをやめた。皆がそろっているところで謝ることに躊躇したこともあるが、一夫は謝ることが苦手なのだ。というより、何と言って謝ったらよいか分からなかったのだった。

そしてそのまま、この日の議題である夏祭りの盛り上げ案の話が始まった。最初に話し始めたのは春日の奥様だった。

「会長さんは、毎年焼きそば屋さんをやりますね。」

そこで、一夫が答えた。

「え~。今年も、私がやるつもりです。」

すると、春日の奥様が続けた。

「私は、多くの人がお祭りに参加したくなる仕組みを考えるべきだと思うんですね。例えば、焼きそばだけを売るのではなく、ジュースやコーラなどの飲み物も売るべきだと思うんです。焼きそばだけだと、持って帰って家で食べる人もいると思うんですね。でも、飲み物があれば、その場で食べる人が増えると思うんですよ。」

「あ~、そうですね。」

一夫はうなずきを繰り返しながら応えた。すると、川上パパが言った。

「缶ジュースや缶ビールなら、作る手間もいらないから、いいですよね。大人は、ビールもあると楽しいですね。」

「おっ、いいですね」

すかさず、一夫が相槌を打って応えた。こんなときの一夫の相槌は速い。

川上パパが続けて自分の案を話し始めた。

「私は、花火なんかもいいと思いますが、どうでしょう。」

「はい。」

一夫が応えると、黒田長老が言った。

「花火は、やけどをしたり、火の始末が心配ですね。」

すると、春日の奥様が続けた。

「それは、子供たちを整理する人など、ちゃんと係りを決めたらいいんじゃないですか。」

しばらく、花火の議論が続いたが、やることで話が決まった。

この日の一夫は、意識して皆の発言に対して、うなずき、相槌で応えるように心掛けていた。そうしているうちに、一夫の口元に、少し微笑みが浮かんできたようだったが、一夫はまだ気が付いていないようだ。

すると、それまで黙って聞いていた沙織ちゃんが口を開いた。

「すいません、私も一つ提案させてもらっていいですか?」

「はい、どうぞ。」

一夫は、皆からの提案にホッとした気持ちを感じながら、沙織ちゃんに発言を促した。

次回に続く。





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