アクトMTメルマガ146号:令和を楽しむ<家族へのお願い その2>

マンションの役員会で夏祭りの企画が決まり、ホッとして帰宅した一夫でした。早速に一夫が提案したカラオケを頼んだ良子に感謝を伝えました。しかし、息子の聡からは「そんなところで歌いたい人がいるかな。」と言われて、また不安になる一夫でした。

*** アクトMTメルマガ146号 ****

我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分自身の人生を楽しむ時代だ。

■令和を楽しむ <家族へのお願い その2>

一夫が提案した夏祭りのカラオケ大会に参加する人がいるか、一夫が心配していることを聡に指摘され、ますます一夫の不安が大きくなった。だが、それを打ち消すように、一夫が担当することになっている焼きそば屋に話題を替えた。

「カラオケの心配より、我が家は焼きそば屋だからな。よろしく頼むよ。」

「そうだね。焼きそば屋だよね。楽しそうだな。私は、呼び込み担当だからね。」

いつものように、楽しそうに美智子が応えた。

「焼きそば屋をやると言っても、何人前作るか、見込みが大切だね。」

聡が、冷静に分析するように言うと、良子が言った。

「そうね。焼きそばを買いに来た人がいるのに、売り切れでは申し訳ないものね。少し余分に準備した方が良いでしょうね。」

「でもさ、大量に準備しておいてお客が来なかったら、売れ残りがすごいんじゃない。まあ、残ったら、毎日焼きそばを食べればいいか。ハッハッハ。」

美智子が笑いながら言った。

「美智子は、いつもうれしいことを言ってくれるね。そう言ってくれるとありがたいよ。でも、3日も4日も毎日焼きそばばかり続いても、飽きるだろうな。」

一夫がこう言うと、聡が言った。

「母さんさ。材料はそこのスーパーでそろうんだろう?だったら、売れる様子を見て、足りなそうだったら、急いで買いに行けば、間に合うんじゃないの?」

「そうね。野菜は余ってもいいから、多めに準備しておいて、あとは、おそばとお肉を買いに行けば、何とかなるでしょう。」

良子が応えた。良子は、準備から後片付けまでどうせ自分が全部やることになるのだろうと思いながら家族の話を聴いていた。そして、何も考えずにすぐに先頭に立ちたがる一夫とは違い、息子の聡はいつもしっかりと考えるので、頼りになると感じていた。

「お~。そうか。そうか。そうだな。よろしく頼むよ。聡も母さんを手伝って、何とかしてくれよ。」

と、一夫が安心したように言った。

夏祭りの準備は、家族の協力も得られた。一夫は自分が担当する焼きそば屋につては、うまくいくような気がして、ホッとした気持ちになった。

しかしその一方で、他の役員たちはきちんと自分の担当を進められるか、どれだけの住民たちが夏祭りに参加してくれるか、一夫はまだまだ不安を抱えているのだった。


次回に続く。


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