アクトMTメルマガ174号:令和を楽しむ <違いを感じる>
前号では、コーチングの3つの理論の一つ『パーソナリティ』が始まりました。エニアグラムを使った性格タイプの判定で、一夫はタイプ3『実績重視の野心家』と判定されました。さて、一夫の当たり前『自分のふつう』とは、どんなふつうでしょうか?
*** アクトMTメルマガ174号 ****
我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分自身の人生を楽しむ時代だ。
■令和を楽しむ <違いを感じる>
一夫にとって、エニアグラムによる性格タイプの判定は、今回が初めてだった。タイプ3『実績重視の野心家』という判定に、あまり違和感は感じなかった。
全員が自分の性格タイプを確認したところで、席を移動して、各性格タイプごとにグループを作るように指示された。そして、全員が自分のグループに収まったところで、和泉コーチが言った。
「各グループごとに、その中で順番に一人ずつ発表をお願いします。発表のテーマは、『私が、嫌だなと感じるとき』です。順番に発表して、全員の発表が終わったら、自由に感想などを伝えてください。では、始めてください。」
一夫は、タイプ3のグループの中でメンバの発表を聴いた。もちろん一夫も発表した。全員の発表が終わり感想を話していると、和泉コーチが終わりを告げた。
「はい、ありがとうございました。同じタイプのグループごとに話しをしてもらいましたが、皆さんの中で、何となく居ずらく感じるなど、そのグループにいることに違和感を感じた方はいますか。」
和泉コーチの確認に手を挙げた者はいなかった。一夫も、それぞれの発言に対して特に違和感を感じることはなく、素直に納得できた。すると、和泉コーチが続けた。
「同じ性格タイプの人同士で話しをしていると、お互いに話しが合うので、気持ちがいいと思います。そこで今度は、違う性格タイプの方の話を聴いてみたいと思います。それでは、各グループごとに代表の方一人を決めてください。これからその方に先ほどと同じテーマ『私が、嫌だなと感じるとき』を発表してもらいます。」
「代表は決まりましたね。では、まず最初は、タイプ1の代表の方にお願いします。タイプ1は、『改革に燃える理想家』です。」
こうして、タイプ1のグループから一人の中年の男性がサッと立ち上がり発表した。
「私が嫌だなと感じるときは、たとえばルールを守らない人がいるときですね。」
すると、和泉コーチが質問した。
「ルールを守らない人がいるときですね。ではもし、ルールを守らない人をみつけたとき、あなたはどうしますか。」
そのタイプ1の男性が答えた。
「もちろん、その人に注意します。誰でも、ルールは守るべきです。」
「分かりました。ありがとうございました。では次に、タイプ2の代表の方、発表をお願いします。タイプ2は、『思いやりあふれる母親』のようなタイプです。」
次に発表したのは、中年の品の良さそうな女性だった。
「はい。私は、その人のためと思って何かをやってあげたのに、まったく無視されたときなどに嫌だなと感じます。」
「ほう、無視されたときに嫌だなと感じるのですね。ではもし、そんな風に無視されたときは、どうしますか。」
「無視されたときですか。そうですね。嫌な感じはしますけど、そんな人もいるんだなと諦めます。だってそういう人に何を言っても仕方ないじゃないですか。」
「はい、ありがとうございました。では、次は、タイプ3です。タイプ3は、『実績重視の野心家』です。」
タイプ3の代表は、一夫の隣に座っている若い男性だった。グループで話しをしているときに、一夫はその若者の話を聴いて、頼もしいと感心していた。
「私が嫌だなと感じるときは、仕事なんかで失敗したときです。失敗して恥をかくのが嫌ですね。」
「そうですか。では、失敗しないためには、あなたはどうしますか。」
「それは、もちろん全力を尽くします。自分が頑張らずに失敗する方が、もっと嫌ですからね。」
ここまでの発言を聴いて、一夫は思った。
『和泉コーチが言う通り、タイプ3のグループで話しているときは、まったく違和感なく、そうだそうだと思って聴いていた。でも、タイプが違うとこれほど考えていることが違うのか。
タイプ1の人が言うように、ルールを守ることは大切だと思う。でも、人は人だ。その時にもよるが、わざわざ注意することもないと思う。
タイプ2の人は、無視されたときが嫌だというが、自分も無視されるのは好きではない。でも、人のためよりもっと大切なことは、何をやるか、どんな成果を出たすかだと思う。』
さらに、各タイプの代表の発表が続いた。
次回に続く。
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我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分自身の人生を楽しむ時代だ。
■令和を楽しむ <違いを感じる>
一夫にとって、エニアグラムによる性格タイプの判定は、今回が初めてだった。タイプ3『実績重視の野心家』という判定に、あまり違和感は感じなかった。
全員が自分の性格タイプを確認したところで、席を移動して、各性格タイプごとにグループを作るように指示された。そして、全員が自分のグループに収まったところで、和泉コーチが言った。
「各グループごとに、その中で順番に一人ずつ発表をお願いします。発表のテーマは、『私が、嫌だなと感じるとき』です。順番に発表して、全員の発表が終わったら、自由に感想などを伝えてください。では、始めてください。」
一夫は、タイプ3のグループの中でメンバの発表を聴いた。もちろん一夫も発表した。全員の発表が終わり感想を話していると、和泉コーチが終わりを告げた。
「はい、ありがとうございました。同じタイプのグループごとに話しをしてもらいましたが、皆さんの中で、何となく居ずらく感じるなど、そのグループにいることに違和感を感じた方はいますか。」
和泉コーチの確認に手を挙げた者はいなかった。一夫も、それぞれの発言に対して特に違和感を感じることはなく、素直に納得できた。すると、和泉コーチが続けた。
「同じ性格タイプの人同士で話しをしていると、お互いに話しが合うので、気持ちがいいと思います。そこで今度は、違う性格タイプの方の話を聴いてみたいと思います。それでは、各グループごとに代表の方一人を決めてください。これからその方に先ほどと同じテーマ『私が、嫌だなと感じるとき』を発表してもらいます。」
「代表は決まりましたね。では、まず最初は、タイプ1の代表の方にお願いします。タイプ1は、『改革に燃える理想家』です。」
こうして、タイプ1のグループから一人の中年の男性がサッと立ち上がり発表した。
「私が嫌だなと感じるときは、たとえばルールを守らない人がいるときですね。」
すると、和泉コーチが質問した。
「ルールを守らない人がいるときですね。ではもし、ルールを守らない人をみつけたとき、あなたはどうしますか。」
そのタイプ1の男性が答えた。
「もちろん、その人に注意します。誰でも、ルールは守るべきです。」
「分かりました。ありがとうございました。では次に、タイプ2の代表の方、発表をお願いします。タイプ2は、『思いやりあふれる母親』のようなタイプです。」
次に発表したのは、中年の品の良さそうな女性だった。
「はい。私は、その人のためと思って何かをやってあげたのに、まったく無視されたときなどに嫌だなと感じます。」
「ほう、無視されたときに嫌だなと感じるのですね。ではもし、そんな風に無視されたときは、どうしますか。」
「無視されたときですか。そうですね。嫌な感じはしますけど、そんな人もいるんだなと諦めます。だってそういう人に何を言っても仕方ないじゃないですか。」
「はい、ありがとうございました。では、次は、タイプ3です。タイプ3は、『実績重視の野心家』です。」
タイプ3の代表は、一夫の隣に座っている若い男性だった。グループで話しをしているときに、一夫はその若者の話を聴いて、頼もしいと感心していた。
「私が嫌だなと感じるときは、仕事なんかで失敗したときです。失敗して恥をかくのが嫌ですね。」
「そうですか。では、失敗しないためには、あなたはどうしますか。」
「それは、もちろん全力を尽くします。自分が頑張らずに失敗する方が、もっと嫌ですからね。」
ここまでの発言を聴いて、一夫は思った。
『和泉コーチが言う通り、タイプ3のグループで話しているときは、まったく違和感なく、そうだそうだと思って聴いていた。でも、タイプが違うとこれほど考えていることが違うのか。
タイプ1の人が言うように、ルールを守ることは大切だと思う。でも、人は人だ。その時にもよるが、わざわざ注意することもないと思う。
タイプ2の人は、無視されたときが嫌だというが、自分も無視されるのは好きではない。でも、人のためよりもっと大切なことは、何をやるか、どんな成果を出たすかだと思う。』
さらに、各タイプの代表の発表が続いた。
次回に続く。
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