アクトMTメルマガ210号:令和を楽しむ <メッセージ>
前号は、10月のコーチング勉強会でした。テーマは『違いを活かす』。そしてその目的は『気づき』です。一夫は、話しの聴き手が気づきを見つけて相手に教えると考えていました。ところが、話し手自身が気づくから嬉しくなってやる気が出るのだという説明です。一夫は、釈然としませんでした。
**** アクトMTメルマガ210号 ****
我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分自身の人生を楽しむ時代だ。
■令和を楽しむ <メッセージ>
和泉コーチが指を3本立てながら『気づき』について説明を続けた。
「気づきを生む方法が、コーチングの3つの理論の3つ目『メッセージ』です。3つの理論とは以前に説明した『リスニング・パーソナリティ・メッセージ』の3つでしたね。
1つ目の『リスニング』で、相手の話しをしっかりと聴き、信頼関係を築きます。
2つ目の『パーソナリティ』で、相手と自分の価値観や考え方の違いを感じます。
そして、3つ目の『メッセージ』で、『パーソナリティ』で感じた違いを言葉にして相手に伝えます。
『メッセージ』の目的は、メッセージを送られた人自身が、自分で考え、課題や進む方向を見つけるためのお手伝いをすることです。その方法として、『質問』と『提案』があります。
『質問』は、『考えるためのきっかけ』を提供します。
『提案』は、『視点』を変えて『気づき』を促します。
そして、『質問』も『提案』も相手が受け取りやすいように伝えることが大切です。」
一夫は、この説明を聴きながら考えた。
『そうか。相手が受け取りやすいように伝えるのか。だから『こうすれば、良いだろう。』という伝え方は、自分には受け取りにくいメッセージだということなんだ。』
和泉コーチが説明を続けた。
「メッセージの伝え方には、いろいろありますが、基本となる伝え方が『I(アイ)メッセージ』です。『I(アイ)メッセージ』は、『私』を主語にして伝えます。たとえば、
『あなたの話しを聴いて、私は・・・と思いました。』
『もし、私があなたの立場なら、私は・・・すると考えます。』
一方、『あなた』を主語にした言い方を『Youメッセージ』といいます。
『(あなたは)、・・・と思わないですか?』 (常識がない人だ)
『(あなたは)、・・・したらどうですか?』 (そうしないから、ダメなんだ)
このように『Youメッセージ』は、相手を批判したり、責めたりするする気持ちが伝わります。
先ほどの気づきの話のとき、気が付いたことをつたえるとき、『こうすれば、良いだろう』と神崎さんが言いましたが、これはまさに『(あなたは)、こうすれば、良いだろう』という『Youメッセージ』の言い方でした。
だから、きっと神崎さんは、そう言われるのはうれしくないと感じているのだと思います。では、これを『I(アイ)メッセージ』で言ったらどういう言い方になりますか?』
和泉コーチは、一夫と目を合わせて、質問するように言った。
「『こうすれば、良いだろう』を『I(アイ)メッセージ』で、言うのですね。」
一夫は、自分が質問されたと思って応えた。そして、少し考えてから応えた。
「ええと、『私は、こうすれば良いと思う。』でしょうか。」
すると、和泉コーチが応えた。
「そうですね。『私は、こうすれば良いと思う。』は『I(アイ)メッセージ』です。他にも『私ならこうすると思うけど、どうですか。』という言い方もありますね。
もし、神崎さんが『こうすれば、良いだろう』ではなく、『私は、こうすれば良いと思うけど、どうですか。』と言われたら、どんな感じがしますか。」
「そうですね。その言い方ならまだ考えてみようという気になりますね。『こうすれば、良いだろう』は、命令されているようで、考えるより先にカチンと来ますね。」
「ハッハッハッハ。そうですか。カチンと来ますか。ありがとうございました。ということで、今日は相手との違いを受け止め、感じた違いを私からのメッセージとして相手に伝えるということを練習しましょう」
一夫は、和泉コーチとこのやり取りをしながら、つい先日の妻の良子との会話を思い出していた。そのときも一夫は、良子に対して『自分の言いたいことは、相手にはっきりと言えばいいだろう。』と言っていたのだ。
『確かに、自分のこの言い方では、良子がカチンとくるだろうな。これからは、『I(アイ)メッセージ』だな。でも、その前に違いを受け止めるか。そちらの方が難しそうだ。』
次回に続く。
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我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分自身の人生を楽しむ時代だ。
■令和を楽しむ <メッセージ>
和泉コーチが指を3本立てながら『気づき』について説明を続けた。
「気づきを生む方法が、コーチングの3つの理論の3つ目『メッセージ』です。3つの理論とは以前に説明した『リスニング・パーソナリティ・メッセージ』の3つでしたね。
1つ目の『リスニング』で、相手の話しをしっかりと聴き、信頼関係を築きます。
2つ目の『パーソナリティ』で、相手と自分の価値観や考え方の違いを感じます。
そして、3つ目の『メッセージ』で、『パーソナリティ』で感じた違いを言葉にして相手に伝えます。
『メッセージ』の目的は、メッセージを送られた人自身が、自分で考え、課題や進む方向を見つけるためのお手伝いをすることです。その方法として、『質問』と『提案』があります。
『質問』は、『考えるためのきっかけ』を提供します。
『提案』は、『視点』を変えて『気づき』を促します。
そして、『質問』も『提案』も相手が受け取りやすいように伝えることが大切です。」
一夫は、この説明を聴きながら考えた。
『そうか。相手が受け取りやすいように伝えるのか。だから『こうすれば、良いだろう。』という伝え方は、自分には受け取りにくいメッセージだということなんだ。』
和泉コーチが説明を続けた。
「メッセージの伝え方には、いろいろありますが、基本となる伝え方が『I(アイ)メッセージ』です。『I(アイ)メッセージ』は、『私』を主語にして伝えます。たとえば、
『あなたの話しを聴いて、私は・・・と思いました。』
『もし、私があなたの立場なら、私は・・・すると考えます。』
一方、『あなた』を主語にした言い方を『Youメッセージ』といいます。
『(あなたは)、・・・と思わないですか?』 (常識がない人だ)
『(あなたは)、・・・したらどうですか?』 (そうしないから、ダメなんだ)
このように『Youメッセージ』は、相手を批判したり、責めたりするする気持ちが伝わります。
先ほどの気づきの話のとき、気が付いたことをつたえるとき、『こうすれば、良いだろう』と神崎さんが言いましたが、これはまさに『(あなたは)、こうすれば、良いだろう』という『Youメッセージ』の言い方でした。
だから、きっと神崎さんは、そう言われるのはうれしくないと感じているのだと思います。では、これを『I(アイ)メッセージ』で言ったらどういう言い方になりますか?』
和泉コーチは、一夫と目を合わせて、質問するように言った。
「『こうすれば、良いだろう』を『I(アイ)メッセージ』で、言うのですね。」
一夫は、自分が質問されたと思って応えた。そして、少し考えてから応えた。
「ええと、『私は、こうすれば良いと思う。』でしょうか。」
すると、和泉コーチが応えた。
「そうですね。『私は、こうすれば良いと思う。』は『I(アイ)メッセージ』です。他にも『私ならこうすると思うけど、どうですか。』という言い方もありますね。
もし、神崎さんが『こうすれば、良いだろう』ではなく、『私は、こうすれば良いと思うけど、どうですか。』と言われたら、どんな感じがしますか。」
「そうですね。その言い方ならまだ考えてみようという気になりますね。『こうすれば、良いだろう』は、命令されているようで、考えるより先にカチンと来ますね。」
「ハッハッハッハ。そうですか。カチンと来ますか。ありがとうございました。ということで、今日は相手との違いを受け止め、感じた違いを私からのメッセージとして相手に伝えるということを練習しましょう」
一夫は、和泉コーチとこのやり取りをしながら、つい先日の妻の良子との会話を思い出していた。そのときも一夫は、良子に対して『自分の言いたいことは、相手にはっきりと言えばいいだろう。』と言っていたのだ。
『確かに、自分のこの言い方では、良子がカチンとくるだろうな。これからは、『I(アイ)メッセージ』だな。でも、その前に違いを受け止めるか。そちらの方が難しそうだ。』
次回に続く。
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