アクトMTメルマガ125号:令和を楽しむ<妻 良子との会話>

さて、「メルマガ:令和を楽しむ」では、一夫がマンションの自治会長になりました。家に帰って家族に話したところ、激励やら、心配やらありましたが、何とか協力も得られそうです。神崎家はいつもこのように和気あいあいとした雰囲気なのですが、実は最近、一夫が気になっていることがあります。

*** アクトMTメルマガ125号 ****

我々、昭和世代は、激動の中に育ち、平成を必死に働いてきた。
そして今、令和は、自分のために、自分自身の人生を楽しむ時代だ。

■令和を楽しむ <妻 良子との会話>

神崎家は、いつも和気あいあいとした雰囲気なのだが、・・・。

一夫が最近、気になっていることがある。一夫は、退職してから家にいる時間が長くなった。昼間は、子供たちは仕事に出ているので、当然、一夫と良子の二人だけになる。この二人だけの時間が問題なのだ。なかなか会話が続かないのだ。

二人の間には、特別に共通の話題といえるものがない。テレビ番組も二人の好みが違うので、それほど話題にならない。せいぜいワイドショーを見ながら、日々発生する社会問題の批評をする程度だ。しかしこれも、「こんな事件が起きるなんて、日本もおしまいだな。」などと一夫が言うと、良子はいつも「そうですね」と応えるだけで、一夫の一方的な話しで終わってしまうのだった。

時には、良子から話をすることもあるが、なぜか話がかみ合わないことが多い。数日前にも、こんなことがあった。

その日は、いつものように良子が近所のスーパーまで買い物に行ったが、帰りが少し遅かった。一夫は、いつもは良子の帰りが多少遅くても気にしていないが、良子の留守の間に良子に電話がかかってきたので、帰りが気になっていた。一夫が、遅いな?と思っているところに、良子が帰ってきた。

「今日は、帰りが遅かったね。さっき、小池さんから電話があったよ。」と、良子に声をかけた。「あっ、小池さんね。買い物の途中で会ったら、電話したと言っていたわ。用件は、次のお茶会の予定だったの。その後、話をしていたら、遅くなっちゃった。ごめんなさい。小池さんは、いつも話しがなかなか終わらないのよね。」と良子が答えた。

「そうか、女の人はおしゃべりが好きだからな。」と一夫が言うと、良子が「そうね。今日も、お嫁さんの話で、愚痴のような話が多いのよね。一緒に住んでいると、気になることが多いのでしょうね。私は、いいお嫁さんで、いろいろと気を遣っているように見えるんですけどね。」と答えた。一夫は、「よその家の話は、どうでもいいじゃないか。」と言った。すると良子も「私もそんな話は好きじゃないし、あまり聞きたいとは思いませんよ。」と答えた。

すると、一夫が、「だったら、聞きたくなければ、聞きたくないと、はっきり言えばいいじゃないか。聞きたくない話を無理して聞く必要はないだろ。」と言った。すると良子は、「お父さんはいつもそんな風に『こうすればいいじゃないか』というけど、なかなかそう簡単なことじゃあないんですよ。」と答えた。

さらに一夫は、「だって、嫌なことを嫌だと言うのは、悪いことではないだろう。」と反発した。すると良子は、これ以上話してもしょうがないというように、黙ってしまった。実は、最近の二人の会話は、いつもこんな感じで終わてしまうことが多いのだ。だから、お互いに会話をすることが煩わしく感じて、だんだんと会話が少なくなってきているのだ。

一夫は、いつも良子のためにと思い、自分が正しいと考える答えを言っていると思っている。だから、どうして良子の機嫌が悪くなるのか理解できなかった。この時も、良子が友達との会話で悩んでいるから、「聞きたくないといったら、どうだ。」と言ってあげたのだ。「嫌なことを嫌だということは、間違っていないはずだ。」と、一夫は思った。

そして、良子との会話がいつもこのような状況なので、一夫は、昼間に家に居ずらい感じがしていた。だが、どうしたら解決できるか分からなかった。一方、良子は、一夫との会話は、これまでもそうだったと思っているので、あまり気になっていないようだった。ただ、一夫が昼間やることもなくしていることは感じていたし、気になるようになっていた。

** 次回に続く **

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